スネアのスナッピーをTAMAの42本線に変えてみた

TAMA タマ スナッピー レギュラー Hi-Carbon Steel 42本線 14"内面当たり MS42R14C

以前から興味のあった42本線のスナッピー。音に迫力が出てロック向けになるという売り文句につられ、購入・装着してみました。スタジオやライブで演奏してみた感想など。

なぜこれにしたのか

まず42本線に変更すると決めてから色々なメーカーのものを物色。その中でもTAMAのMS42R14Cがコスパも良く、オールマイティに使えるという情報もあったので最終的にこれに決めました。一般的なスネアにはほぼそのまま取り付け可能だとは思いますが、スナッピーテープなどを変更する必要があるケースもあるので購入前に調べておきましょう。後述する僕のスネアにはそのまま装着できました。現在はカノープスのCNBというスナッピーベルトに変更しています。

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ラディック純正からの変更

今回は、僕のメインスネアであるラディックのLB416Tのスナッピーを42本にしてみます。これまでは購入時についていたものをずっと使用していました。詳細は分かりませんがラディック純正の多分20本くらいのものです。それを取り外し、普通にスナッピーを張り替えるのと同じ手順で装着します。左右の隙間が均等になるように、スナッピーオン時のテンション具合を考慮しながら。

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見た目の比較

実際に変更前と変更後を見比べてみると、結構サイズ感が違って面白いです。

変更前

変更後

分かり辛い写真ですみません。ですが実際に見てこれだけ本数に違いがあると、流石に迫力が期待できそうです。

叩いた感想

TAMA タマ スナッピー レギュラー Hi-Carbon Steel 42本線 14"内面当たり MS42R14C

実際にスタジオで叩いてみました。まずはシンプルにスナッピー成分のジャラジャラ感が増しました。僕のチューブラグ仕様のブラックビューティーは倍音がけっこう出る印象だったのですが、これで割とバランスが取れたかなと思いました。あとはゴーストノートがかなり主張してくるようになりました。僕は手癖で多めに入れるタイプなのですが、若干それがウザくなってしまうかも知れませんね。ちなみにバンドメンバーにはあえて言わずに練習に臨みましたが、特に反応はありませんでした。髪を切ったのに誰にも気づいてもらえなかった時の心境と似ていました。

ライブで使ってみた

リハにて

42本線に変えて初めてライブをした時の感想です。いつもお世話になっているライブハウスとPAさんだったのですが、まずはリハでPAさんに「スナッピー音でかくない?」と言われました。バンドメンバーが気付かなかったことに一瞬で気付くPAさんすげーと思いつつ、でかすぎますかね?と焦る僕。普段から僕らのライブを観てくれている方なので、一緒に色々調整しつつとりあえず納得いく折り合いをつけました。まあただの好みの問題ではありますが、あんまりジャラジャラしすぎてると浮くので締め具合やチューニングで微調整しました。

録音を聴いて

ライブ後、録音した自分たちの演奏を聴いてみました。確かにジャラジャラ感が増しています。意識して聴くとちょっと主張しすぎか?と気になってしまいますが、ジャンル的にこのくらいラウドでカラっとした音の方が合ってるかなと個人的には思いました。逆にこれまでのソリッド感のようなものがちょっと薄れた気がして、これからどっちを取るか悩むことになりそうです。バンド仲間やいつも来てくれる方に感想を尋ねるとスネア良い音だったよと言ってくれたので、まあ満足です。お世辞という可能性も高いかも知れませんが。

まとめ

全体的には良い買い物だったと思います。損なわれた部分もあるのでパーフェクトという訳ではないですが、音色の選択肢が増えたという意味ではよかったです。これでスネアが深胴だったら更に攻撃的なそれこそボンゾっぽいサウンドも目指せるのでしょうが、今回は5インチのスネアに42本でやってみたので、オールマイティさを出しつつのロックな音を目指してみました。スネアをもっと目立たせたいと思っている方、ジャラっとした成分がもっと欲しい方、また倍音だけがやけに主張するなと感じている方などは、是非一度試してみてはいかがでしょう。

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