音楽をCDやレコードじゃなくてmp3などのデータで聴くときに思ったこと。スマホ・PCのプレーヤーアプリ、DAPに付いている機能「クロスフェード」についての駄文記事です。
クロスフェードとは
曲の終わりに音を次第に小さくしていって、代わりに次の曲が次第に大きくなり溶け込むように重なって入れ替わる。フェードアウトとフェードインが重なる感じです。ラジオで音楽を流すときなどによく使われる手法です。
デフォルトでオンになってる
最近のスマホアプリとかPCソフトの大半にこのクロスフェード機能が付いています。それはいいんですが、インストールして使ってみるとけっこう最初からオンになっていることが多いです。割とみんなが使いたがる機能なのでしょうか。
クロスフェード機能の是非
曲のつなぎがスムーズに、ちょっとシャレた感じになる気がして初めは使いたい機能かも知れませんが、個人的にはこの機能はあまり好きではありません。というのも、曲の終わりがフェードアウトするのでちゃんと聴き取れないし、曲の始まりもフェードインなのでこれも聴き取れないし、しかも両方が重なるのでもう終わりと入りがよく分からん感じになるんです。せっかくアーティストやバンドがこだわったかも知れない曲の始まり方とか、アウトロの終わり方をちゃんと聴けないというのはかなりもったいないなと思います。もしその曲に本当にフェードアウトやフェードインが必要ならアーティスト側が最初からそういう編集をしているだろうし。
ギャップレス再生を使おう
クロスフェードのメリットの一つに、曲が重なってずっと音楽が流れているようになるので曲が途切れる違和感がなくなるというのがあります。しかし前述の通りイントロとアウトロがちゃんと聴けないというデメリットもあります。そこでおすすめなのがギャップレス再生機能です。これは曲間の無音部分を無くす機能で、クロスフェードのように音が重ならずちゃんと1曲が終わってから次の曲が始まり、かつ変な途切れがなく滑らかに次の曲へ行けます。無音部分や途切れが嫌だという場合はこの機能の方を使うようにしています。プレーヤーによっては付いてない場合もあるのでご確認を。
最後に
音楽のジャンルや聴く人によってはクロスフェードのほうがしっくりくるという場合もあると思います。が、僕はやっぱり曲の始まりと終わりはちゃんとアーティストの意図通りのものを聴きたいです。正直どうでもいいくらい細かい話題ですが、無意識にクロスフェードをオンにしているかも知れない方は一度気にしてみて下さい。
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