ポップパンクの元祖DESCENDENTSとALLについて

By IllaZillaOwn work, CC BY-SA 4.0, Link

好きな曲を弾いてみたりするようになってから、ALLばっかりもう20曲くらいコピーしてるのにまだこのバンドへの愛を語っていませんでした。偉大過ぎる元祖ポップパンクバンドDESCENDENTSと、もう一つのバンドALLについて。



DESCENDETS/ALLとは

この二つのバンドは、ボーカルが違うだけで他のメンバーは一緒という特殊な関係性です。なぜこんなことになったかというと、まずDESCENDENTSというバンドが初めに有って、元々70年代後半から長く活動していて人気もあったんですが、ボーカルで学者でもあるマイロが研究のためにバンドを一旦抜けることになったんです。その間に他のメンバーが別のボーカルを入れて始めたバンドがALLという流れです。

音楽性に関しては、DESCENDENTSの方がよりシンプルでパンクらしく、ALLはそれに比べると演奏面でも複雑になっている印象があります。しかしどちらも共通してポップなメロディーを主体とした切ない楽曲が魅力です。かと思えばハードコアな30秒くらいの曲をいきなりかましてきたりもします。

洋楽も聴くパンク好きなら、特にDESCENDENTSの方は一度は聴いたことがあるかも知れません。もしないならすぐに聴くべき、今のポップパンクシーンの基礎を築いたバンドと言っても過言ではありません。

パンクの歴史における重要性

どのくらいこのバンドが重要かというと、例えばいま日本で流行っているWANIMA。彼らが影響を受けたり所属レーベルとしての繋がりもあるHi-STANDARD。そのハイスタが、これもまたかつて同じレーベルに所属していたり影響を受けたりしたNOFX辺りの90年代を代表するメロディック(ハードコア)パンクバンドたち。そして、そのNOFXらがこぞって影響を受けたのがこのDESCENDENTSなんです。このように、ポップパンク、メロディックパンクなどと呼ばれるジャンルを掘り下げてたどり着くルーツとなるバンドの一つです。パンクのルーツと言うとSex PistolsThe ClashThe Damnedあたりが定番ですが、それらの元祖パンクロックよりも、ほぼ同年代に始まったこのDESCENDENTSや、他にもBAD RELIGIONなどのハードコア要素もあるメロディック、パンク系のバンドが今日本でいう「メロコア」の元祖と言えます。そしてNOFXら90年代のバンドによって完成されました。もうある意味そこで本当に「完成」してるので、正直その時代からあまり代わり映え自体はしていないジャンルではあります。Blink-182GREEN DAYなど今でも洋楽の入り口として定番のポップパンクバンドたちも、影響を受けたバンドの一つとしてDESCENDENTSを挙げています。

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おすすめの楽曲

特に聴いていただきたい楽曲をいくつかご紹介します。

DESCENDENTS

Silly Girl

Descendents – Silly Girl

Descendents - Silly Girl

僕が一番好きな曲です。シンプルで短いけどとてつもなく切ない、DESCENDENTSらしさが詰め込まれた1曲だと思います。演奏に関しては初心者でもすぐにコピーできそうな簡単さですが、一度聴いたら離れないリフとメロディーは珠玉です。

Cheer

Descendents – Cheer

Descendents - Cheer

こちらも切なさたっぷりの楽曲。このバンドの魅力の一つが、湿っぽく弱い男について歌う「歌詞」です。パンクやハードコアと聞くと屈強なタフガイを想像してしまいそうですが、そうじゃなくて失恋に傷ついて立ち直れないとか、そういう女々しさをこんな切ないメロディーで歌われたら琴線に触れないわけがないのです。

Coolidge

Descendents – Coolidge

Descendents - Coolidge

疾走感抜群の曲です。様々なパンク系のバンドがカバーしている人気の曲。2000年代以降のロック好きにも気に入ってもらえそうな要素もあるこんな感じのジャンルを80年代に既にモノにしていた恐ろしいバンドです。

ALL

She’s My Ex

All – She's My Ex

All - She's My Ex

ALLの方に関してはとにかくまずこの曲でしょう。マイロに比べると伸びやかで今のエモ系バンドのスタイルに近い歌唱法のスコットのボーカルが非常にマッチした曲。全ての失恋経験者におすすめしたいこんな切ないパンク他にある?っていうくらいの1曲。ちなみにYouTubeで曲名を検索すると僕のギター弾いてみた動画が上から3番目に出てくるという…お耳汚しすみません。

Mary

ALL – Mary

ALL - Mary

ギターが面白い曲です。パンクと言えばシンプルなパワーコードという僕の偏見をぶっ壊してくれた曲でもあります。別にパンク好きじゃなくてもギター弾く人ならちょっとは参考になるかも知れない、音の組み立て方が独特なステファンのプレイはバンドの魅力です。

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パンク好き以外にも是非

「パンク」や「メロコア」と聞くと、日本では「テンション高めのタトゥーやピアスしたちょっと怖い見た目の兄ちゃん」がやってる音楽っていうイメージがあって嫌厭する人もいるかも知れません。でもそんなステレオタイプな偏見や、仮にその通りだったとしても見た目だけで嫌うのはもったいないくらい魅力のあるバンドもたくさんいますし、このDESCENDENTS/ALLに関しては一味違います。演奏のテクニック的にも聴くべき部分が多くあり、いくつかは複雑なインスト曲もあるのでプレーヤーとしても聴きごたえがあります。

グッズの魅力

【ノーブランド品】 音楽 バンド ロック DESCENDENTS Tシャツ 白 MLサイズ (L)

街中でこんな感じのTシャツとか着てる人見たことありませんか?これはDESCENDENTSのボーカル、マイロをマスコットキャラにしたグッズの一つです。アルバムのジャケットも毎回このマスコット・マイロで、その絶妙な愛らしさとシュールさから一部ではかなり人気があります。他にもシャツとかブルゾン、服以外にもマグカップやフィギュアなど色んなアイテムを出していて、そういうブランドだと思っている人もいるかも知れません。

ALL オール Allroy ジップアップパーカー L descendents

ALLの場合は「Allroy」というカートゥーンっぽいキャラクターがいて、これも毎回アルバムのジャケットに登場したり、幅広いグッズをリリースしています。どちらのグッズも大好きなのでけっこう集めています。街で着てる人を見かけると思わず二度見したりします。

バリバリ現役

何気にこれが一番すごいところかも知れません。70年代に活動を開始したバンドですが、いまだにタフにツアーをこなして現役で精力的に活動しています。メンバーは50代半ばで、年齢を聞くと僕の両親よりも年上という事実に驚愕してしまいます。ボーカルの声に関しては流石に年相応になりましたが、演奏はまだまだ進化を感じるくらいの正確さで最新のライブ音源を聴くのも毎回楽しみです。

まとめ

パンクという言葉のイメージに惑わされずにいろんな方に聴いていただきたいバンド、DESCENDENTSとALLについての簡単なご紹介でした。少しでも興味を持っていただけたら、まずはそれぞれのバンドのベスト、DESCENDENTSは「Somery」、ALLは「Greatest Hits」をおすすめします。

Somery

Greatest Hits

コメント

  1. エイ より:

    DESCENDENTS、ALLは本当カッコいいし未だに飽きません。
    DESCENDENTS、ALLのお陰でHagfishやスウェーデンのStukasとも出会えました。本当このバンド達は偉大です。
    あっyoutubeも拝見させてもらいました!是非ALLのCan’t sayをコピーお願いします!

    • kei より:

      エイさんコメントありがとうございます!
      聴く度新しい発見があるのでほんと飽きないですよね!
      挙げて下さったバンドのような良質なフォロワーの多さも特徴の一つですね、Cruzianなんて言葉も生まれるほどに。
      そして動画までご覧いただき感激です!Can’t Say超名曲ですよね!近いうちに挑戦してみます!

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