様々なレジェンドとの共演が何かと話題のデイヴ・グロール率いるFoo Fighters。バンド自身も伝説の域に足を踏み入れつつあります。適度な激しさとポップさで、洋楽入門としても聴きやすいバンドですが、Foo Fightersから洋楽に入った人に次に聴いてほしいおすすめバンドをご紹介します。
Cave In
95年から活動を開始したベテランバンド。90年代以降のオルタナティブロックの空気を体現している部分や、楽曲のスケール感やミックス、ボーカルワークなどに共通点を感じます。ボーカルのStephen BrodskyはベーシストとしてConvergeに参加していたことでも有名ですね。こちらの方がよりインディー感があり、爽やかさと怪しさが同居した楽曲が特徴です。
Have Mercy
心地良い爽やかさと緊張感がフーファイ好きにもきっと気に入ってもらえそうな、今Hopeless Recordsが絶賛売り出し中の旬バンド。エモ好きからは既に大人気ですが、納得のクオリティの高い楽曲群。今年リリースされた新譜も捨て曲無しです。
Hey Mercedes
シカゴのインディーロック界の重要人物ボブ・ナンナ率いるバンド。彼が結成した数あるバンドの中でも、一番ポップで聴きやすいと思います。フーファイの中でもモンキーレンチ辺りの疾走感のある曲が好みの方におすすめ。もしこのバンドを気に入っていただけたらBraidやその他ボブ・ナンナ関連のバンドも要チェックです。
The XCERTS
スコットランドの爽快感のあるスリーピースバンドです。活動期間も長く、海外では結構人気があるようですが日本での知名度はどうなんでしょうか。セクシーなボーカルの声質とシンプルなスリーピースのロックサウンドが魅力です。スケールが大きく聴くだけでテンションが上がりそうな部分などは共通点だと思います。
Sunny Day Real Estate
フーファイターズのファンの間では有名ですが、現ベーシストのネイトと元ドラマーのウィリアム・ゴールドスミスが以前在籍していたバンド。Sub Popの伝説です。SDREの音楽を気に入ったデイヴが、解散を聞きつけた際に二人をバンドに誘ったというエピソードがあります。ウィリアムはフーファイターズが、というかデイヴが求めていたドラムとはスタイルが合わなかったようでやがて脱退しますが、このビデオを観て分かる通り非常にソリッドでパワフルなプレイをする魅力のあるドラマーです。確かにフーファイには合わないかも知れませんが。
フーファイターズを脱退後ウィリアムは再結成されたSDREに合流しており、更に数年前にはネイトが参加してオリジナルメンバーでのリユニオンライブを行うというファンにはうれしいニュースもありました。
楽曲はダークな雰囲気で、ハマったら帰ってこられなくなりそうな深い中毒性があります。フーファイとはちょっと離れていますが、メンバーの以前の活動に興味のある方は是非。
NO USE FOR A NAME
SDREをご紹介したのでこちらも入れておきます。ギターのクリスが在籍していたパンクバンドです。一昔前のいわゆるメロコアブームを牽引した、こちらも伝説的バンドです。ボーカルが亡くなり現在はバンドは解散となってしまいましたが、数多くの珠玉のメロディーを残しました。クリスがこのバンドにいた期間はそんなに長くはありませんでしたが、ご紹介している音源がその頃のものです。
Alanis Morissette
バンドというか女性ソロアーティストですが、流れでご紹介しておきます。現ドラマーのテイラーがバックバンドで活動していたという繋がりがあります。ビデオは96年頃の映像でテイラーもかなり若いですが、この頃からすでにめちゃくちゃ上手かったことが分かります。フーファイターズで魅せるドラムプレイとはまた違ったテクニカルさを発揮しています。現在ではバンドに欠かせないエンジンです。デイヴはよくこのドラマーを見つけてきました。
まとめ
フーファイターズは様々なジャンルの要素を含んでいてかつ聴きやすいロックバンドなので、そこからディープな音楽に踏み出す入口として非常にちょうど良いバンドだと思います。
この記事では、あまりにも有名すぎる大御所バンドは避けて選んだつもりです。後半はメンバーに関連したバンドのご紹介でしたが、洋楽初心者の方も、詳しい方も、新しい音楽を見つける参考になれば幸いです。
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