落ち着きたいときや、癒しが欲しいときには優しい音楽が聴きたくなります。何かと体調を崩しやすい季節の変わり目のこの時期、音楽としても魅力的で、疲れた体が軽くなるようなゆったりした女性ボーカルの曲をご紹介します。癒し方面で有名なアーティストなどは避けて、邦洋織り交ぜて僕なりにおすすめを選んでみました。
Au Revoir Simone – The Lucky One
NYの3人組ドリーム/シンセポップグループ。美しい出で立ちもあり海外で大人気ですが、そのクオリティの高い音楽性はインディー好きの耳の肥えたリスナーから高評価を得ています。アメリカのTVシリーズ”Twin Peaks”の2017年シリーズに出演し話題にもなりました。力の抜けたボーカルと優しいシンセサウンドに癒されます。
トルネード竜巻 – パークサイドは夢の中
10年以上前の楽曲ですが、是非色々な人に知ってほしいバンドです。浮遊感と毒気のない歌声、メロディーが体にストンと馴染みます。09年からずっと活動休止中ですが、密かに色んな人におすすめしています。
Tristan Prettyman – Love Love Love
出てきた時期やスタイルもあって、女性版ジャックジョンソン的な印象だったトリスタンの代表曲。アコースティックサウンドとハスキーなボーカルで気取らない自然な音楽です。ハイテンションではない、静かにノれる夏の夕方のような曲。
安藤裕子 – のうぜんかつら
美しいピアノサウンドと独特な歌い方で聴かせる、癒しを超えて泣いてしまいそうな曲。幼い頃で曖昧ですが確か何かのCMでかかっていた記憶があります。その思い出のせいか何となく勝手に子供の頃に戻れる曲のような気がしています。でも歌詞は大人の男女の儚い関係を匂わせる切ない内容です。
Yo La Tengo – Liitle Eyes
ローファイ、インディーロック、ノイズ、シューゲイザー、ジャンルの分け方は何でもいいですがとにかく良いバンドです。今更僕が紹介する必要もなさそうな大御所ですが、その中でもドラムのジョージアがボーカルを取るバンドの中でも個人的に一番好きな曲をご紹介します。静かなミドルテンポのエイトビートと民族楽器みたいなギターサウンドにウィスパーなボーカルが乗り、霧が晴れていく明け方のような心地よさ。
レミ街 – インタールード
こちらも一つのジャンルにとらわれない魅力がある日本のバンド。ご紹介する楽曲ではエレクトロで都会的なサウンドとアンニュイな歌声の対比が面白いです。重く太いベースとリフレインするドラムのグルーブ感などはフィッシュマンズやポラリスを彷彿とさせます。仕事帰りに車で聴いたら癒されそうです。余談ですが僕はこのバンドを知った当初ずっと「れみまち」と読むと思っていたのですが正しくは「れみがい」です。
Swan Dive – Circle
女性ボーカルというか男女混声です。オシャレでポップなバンドです。カーディガンズとか好きな人も気に入りそうな、休日のカフェっぽいゆったり感があります。逆にそういうオシャレ過ぎる感じが苦手な方はちょっと鼻につくかもしれませんが、この曲がダメでもアコースティックで素朴な楽曲もあるので一度アルバムごとチェックしてほしいバンドです。このミュージックビデオはどうやら日本で撮影されたようです。またなぜか韓国で人気がある?ようでyoutubeでは韓国語のコメントが多いです。アジアに縁があるバンドなのでしょうか。
YeYe – 言う
素朴で自然体なアコースティックサウンドが落ち着きます。最近疲れたときに気付いたらYeYeを聴いています。独特なテンションコードを多用し新鮮な響きを味わえます。最新アルバムではルミナスオレンジみたいなロック寄りの楽曲もあったりジャンルの広がりを感じさせます。動画サイトにPVが上がっているようなリード曲も素晴らしいですが、けっこうアルバムにひっそり収録されている1曲にハッとさせられることが多いアーティストです。
Gregory and the Hawk – Oats We Sow
かなり昔にアジカンの方々プロデュースのコンピレーションに収録されていたことで日本でも知られているバンドかと思います。ふと思い出して聴いてみるとやっぱりいい声とギター。癒されます。スタジオ版では割と攻めたドラムのビートも聴きどころです。
まとめ
「癒される」という感覚は人それぞれかと思いますが、僕がそう感じる楽曲を集めてしました。疲れたときは何となく女性ボーカルを聴きたくなります。けっこう元気なロックのご紹介が多いこのサイトですが、たまにはこんな記事もいかがでしょうか。
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