シンプルで使いやすいヘッドホンアンプ AT-HA21

DACに外部で繋ぐヘッドホンアンプを探していたとき、余計な機能など付いていないシンプルな見た目が気に入り購入しました。オーディオテクニカのAT-HA21です。値段は15,000円前後。

このヘッドホンアンプの特徴

シンプルイズベスト

パッと見四角い銀色の箱という感じですが、逆にそのシンプルなデザインが好みです。オーテクおなじみのロゴが上面の真ん中に入っています。大きい音量調節ツマミがひとつ、標準ジャックとミニジャックどちらでも接続可能(両方使って2台同時にも使える)、入出力も最低限で、シンプルながらツボを抑えたつくりです。ただ単純にヘッドホンアンプの機能だけが欲しかったので、ちょうど良い製品でした。

クリアで素直な音質

クリアでオーテクらしい音です。ノイズも少ないので快適です。似たようなタイプで、クリアな音質をうたっているヘッドホンなどと合わせると少し高音が刺さるというか、聴き疲れするような感じですが、柔らかい音質のヘッドホンと合わせるとちょうど良くなります。モニター用ヘッドホン(CDR-900STなど)と組み合わせるのはおすすめできません。

ラインスルー出力

DACに繋ぎつつ、スピーカーにも繋いで気分でヘッドホンとスピーカーが使い分けられるので便利です。この製品を手元においておけば、スピーカーからの音量もツマミで手軽に調節できます。

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相性の良い音楽

オールマイティになんでも合うと言えば合うのですが、特にロック系の元気の良い音楽と相性が良いと感じました。活きの良い低音、ギターの高音成分などは臨場感があります。ドラムはキックの迫力もあり、ハイハットワークなど細かく聞き取れます。デジタルな打ち込み系の音楽とも合うと思います。

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使ってみた感想

音量の幅はかなりあるので、パワー不足を感じることはありません。上流の音質をそのまま増幅してくれる感覚で、特に何も考えずかませるだけでいいのでオーディオ初心者や配線をゴチャゴチャさせたくない方にもおすすめです。

安めのDACとHPAが一体になったタイプのHPA部よりは良い音になるかと思いますので、現状音質やパワーに不満のある方は、これを試す価値はあります。

ただ、これを導入すれば音が劇的に良くなる!というものではないので過度な期待はしないほうが良いかもしれません。あくまで、素直な味付けをしてくれるヘッドホンアンプです。

自分の音楽の好みとも相性が良く、音楽鑑賞の楽しみが増えました。

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