定番過ぎて今更語ることもなさそうですが…。元々は家でボーカルを録音したくて購入したものです。でも今はコンデンサーマイクも追加で手に入れたので、歌録りはもっぱらそっちです。僕のバンドでは僕はボーカルではないですし、コーラスもしないのでマイマイクは出番がありません。正直使い道がなくて自宅で眠っていたマイクです。
宅録への適正
これが目的で購入したと言いましたが…あまり宅録には向かないかも知れません。似たような値段で良質なコンデンサーマイクが手に入ってしまう昨今、宅録にあえてこれを選ぶ意味はあまりないかなあ。ダイナミックマイクの中でも音がこもり気味な気がします。同じ58でもBETAのほうがクリアに録音できます。しかしコンデンサーでは敏感すぎて雑音を拾いすぎ録音が上手くいかない場合など、このマイクを使ってみると意外と良い感じになる可能性もあります。また、このボワっとした感じを「温かみのある音」と取る人もいます。もちろん、ボーカルとして聴けるようにするには、EQなどでしっかり音作りをする必要があります。
ライブで本領発揮
やはりこのマイクの戦場はライブです。そもそもPAさんは大抵58に慣れているので、とりあえずこれを使っておけばスムーズに音作りが進むし、安心だと思います。耐久性もびっくりするくらいタフで、感極まってブン投げても壊れません。(壊れる場合もあります。)しかし定番なので自分で所有していなくてもほとんどのライブハウスに既に用意されています。ではわざわざマイマイクで58を選ぶ必要はないのか。と思いますが、他の人が使ったマイクで歌いたくない、という方や、激しいパフォーマンスをするのでマイクを荒く扱う、という方は、マイマイクにするメリットはあります。
楽器の録音に
ボーカル用マイクとして有名ですが、楽器の録音に使用した場合はどうでしょうか。SHUREの楽器用マイクとしては、SM57が定番です。しかし57をボーカル用として使うバンドもいますし、58を楽器用として使う人もいると思います。
ドラムを録ってみる
実験を兼ねて、試しにSM58を4本使ってドラムを録音してみました。結果はうーん…って感じでしたが、これは急に思いついたのでろくにチューニングもせずに見切り発車で録音してしまったせいもあるかも知れません。でも音がこもるとか、ボワっとした感覚は少しあります。これがこのマイクのせいなのかは定かではないですが。57との比較でも用意できたらよかったですね。
こちらがSM58を4本使って録ってみたドラムの音です。スネアトップに1本、キックに1本、オーバーヘッド左右に1本ずつです。
演奏技術とか録音技術とか、58云々以前の問題もありますが…。せっかく録ったのであげておきます。
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