楽曲を支えるポジションだけにとどまらず曲の主役にもなれるベース。ベーシストが思わずコピーしたくなりそうな、個人的にかっこいいと思った楽曲をまとめます。今回はスラップ系ではなくベースライン重視で選んでみました。
Karate – Tow Truck
ボストンで1993年に結成されたバンド。ブルースとかジャズの要素を取り入れた、曇り空のような雰囲気を持つ大人向けな音楽です。2004年リリースのPocketsというアルバムの6曲目。熱い演奏というよりは淡々としたグルーブが魅力です。ギターのコード感もアーバンな感じで落ち着きます。
54-71 – 69 my pheromone up
日本のみならず世界のインディー好きからも愛される54-71。余計なものをとっぱらった硬質なビートがかっこいいです。隙間をクールに埋める重厚なベースは楽曲の要です。唯一無二の怪しさ。
Slightly Stoopid – Struggler
Sublimeなどの流れをくむレゲエ・ミクスチャーバンド。夏に聴いたら気持ちよさそうですね。こういった楽曲は完全にベースが主役です。耳に残るベースラインをレゲエらしいファットな音色で奏でます。
モーモールルギャバン – サイケな恋人
ポップさと変態さが同居したセンス抜群のバンドです。特に楽曲のテンポ感すら操るベースは必聴です。特にベースに興味なくても思わず聴き入ってしまうラインが流石。手数多めのドラムとアンニュイな女性ボーカル、全てが絶妙なバランスです。
VULFPECK – Dean Town
Youtube界隈で大人気のファンクバンド。メンバー全員のスキルが高く、楽器の絡み具合が耳に気持ちいい。ジャンル的にベースが目立つのは必然ですが、この楽曲では難しそうな16ビートを軽快に弾きこなしています。いつかこういうベースが弾いてみたいです。
Polaris – 深呼吸
みんな大好きPolaris。毒気のない浮遊感が心地いいです。万人にすすめられる音楽ってこんな感じだと思います。没入感のあるリフレインで時間がたつのを忘れます。ライブで聴くとすごいグルーブ感でした。グルーブとか正直よく分からずに使ってる言葉だけどそれでも言いたくなるくらいすごかったです。
Yellow Days – Gap in the Clouds
18歳でこの雰囲気という恐ろしい才能。正直曲だけ聴いたらいい感じに熟したブルースなおじさんが歌ってそうです。静かに深くハマれるベースラインと切ないメロディーが最高です。後半テンポと雰囲気が変わってフェードアウトしていくアレンジにやられました。そこのベースが特にカッコいいです。ちょっと90年代ヒップホップのトラックに使われてそうな匂いもします。アルバム自体かなりいい出来なので是非1作品通して聴いてみて下さい。
まとめ
ジャンルバラバラですが僕がベース良い!と思った曲をご紹介してみました。有名なものも多いですが好きな音楽を見つける参考になれたら嬉しいです。
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