最も初心者向けのドラムスティックとは おススメを導き出す

それなりに長いドラム歴の中で、色んなスティックを試してきました。初心者の方向けに、今まで使ってきたスティックの自分なりの感想と、最初に持つのにおススメのものをいくつか選んでみたいと思います。

初心者向けのスティックとは

こちらの記事で僕が思う初心者向けのスティックの条件を書いています。実際に楽器店に行って選ぶ場合でも覚えておくと参考になると思うので、これからドラムを始める方は是非ご覧ください。

初心者向けのドラムスティックの条件 材質、規格など
ドラムプレイに直接関わる大事なアイテム、ドラムスティック。最初に選ぶ1組は意外と大事だったりします。この記事ではそんなファーストスティックの選び方や条件を材質、規格などの解説を交えてご紹介します。 初心者向けのスティックの条件 個人差もある...
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これまで使ったスティックたち

それでは実際に使ってきたスティックの中から初心者向けだと思うものを挙げていきます。各パラメーターなどは完全な独断と偏見です。

PROMARK – TX5AW

耐久性
コントロール
パワー

僕が初めて使った思い出のスティックです。前述の記事で書いたようなことを意識しながら、楽器屋で色々試打して決めたのがこれでした。「オールマイティー」、「優等生」などの言葉がぴったりだと思います。力の伝え加減で繊細にも豪快にも対応できる1組。一つ欠点を挙げるなら、ショルダー部などは頑丈なんですがなぜかチップ部分が割れる確率が高い気がします。チップが欠ける=演奏不能という訳ではないのですが、欠けたらすぐに取り替えるタイプのプレイヤーにとっては購入サイクルが早くなってしまいます。それでもこの万能性から、今でもスティックケースに一組は入れています。

PROMARK – TXR5AW

上記のスティックのナチュラル仕上げ(つや消し)バージョンです。表面がザラザラしており滑りにくいという特徴があります。演奏中によくスティックが吹っ飛ぶという方にはこちらがおすすめです。一方、皮膚が弱い方は指にマメや水膨れができやすくなる可能性があります。上記のTX5AWと叩き比べて好きな方を選んでいただきたいです。

Pearl – 110HC

耐久性
コントロール
パワー

日本が誇る大手ドラムメーカーPearlのスティック。大体どの楽器店でも置いてあるのでどこでも手に入るというメリットが。上記のPROMARKのスティックが置いてない店に寄ったときに初めて購入しました。

この記事でご紹介するスティックの中では長さが若干短めになっており、そのためスティックを振りやすく、コントロールしやすいです。日本のメーカーが日本人の体型合わせて作ったような仕上がりですね。初心者の方がリバウンドの感覚を覚えるにはいいスティックかも知れません。

耐久性もプロマークより少し長持ちするイメージで、コスパ重視の方にもにもおすすめです。

VATER – VH5AW

耐久性
コントロール
パワー

チップが少し大きめで、全体的に他メーカーの5Aよりもどっしり感のあるスティックです。音の立ち上がりが早く、パワーもありながらスピード感のあるプレイが可能です。あまり使用人口は多くないかも知れませんが実は使いやすい隠れた名作です。

クセがなく、どんなジャンルにも対応可能という点で初心者の方にも向いていると思います。中級者以上でまだ試したことがないという方も是非一度使ってみてください。

VIC FIRTH – 5A

耐久性
コントロール
パワー

近年、ドラム教室などでも最初の1組としてよくおすすめされているのがこちらです。僕が試してみたのは割と最近ですが、なるほど扱いやすい。速いロールやアクセント移動がしやすい気がします。そしてパワーもそれなりに出るので対応ジャンルは広いはず。僕の周りでも最近使ってる人けっこういます。メーカー側が左右のバランスを考えてペアで売ってくれているので、複数買う場合はごっちゃにならないようにちゃんとペアで管理するといいと思います。

PRO MARK – TX420N

耐久性
コントロール
パワー

このラインナップの中で唯一のアーティストモデルです。マイクポートノイ仕様で、ナイロンチップで若干長めの1組。ご本人はメタルドラマーですが、スティック自体はメタルにしては細めなのでむしろロック~ポップス向きとも言えます。実際邦楽のロックバンドでも愛用している方がいます。ナイロンチップらしくシンバルは綺麗で繊細なヒット音です。ライドを刻むときの音など独特の美しさがあり、初心者がナイロンチップのスティックがどんなものかを体験する用途としてもおすすめです。

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まとめ

とりあえず5つ選んでみました。どれも標準的でポピュラーな仕様なのでこの中からならどれを選んでも使いにくいということはないかと思います(保証はできませんが)。まずはこの辺りから始めて、自分なりのスタイルや音楽性に合ったものに派生していくのもいいし、一生このどれかを使い続けるというのも全然アリです。色々試して、しっくりくるものを見つけてください。

ドラム
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この記事を書いた人

オーディオ好き/活動が停滞しがちな休日バンドマン/6割ギタリスト/4割ドラマー/DTM勉強中/90年代/エモ/マスロック/パンク/YouTubeや各種SNSでなんか弾いてます。

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