本当に寝ホンに適したイヤホンを求めて 最強のおすすめを紹介


寝るときにするイヤホン、通称「寝ホン」。何を選ぶかで割と睡眠の質が変わってきます。寝るときにするイヤホンとして最強の一品はどれなのか。僕の独断と偏見で、睡眠に適したイヤホンを探してみました。

2018年10月:BOSE SLEEPBUDSについての情報をはじめ、いくつか新しい製品を追加。全体的に更新しました。
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寝ホンに適したイヤホンの条件

イヤホンのタイプ

主にカナル型かインナーイヤーかという選択肢がありますが、これは完全にそれぞれの趣味の問題です。

インナーイヤー型は装着部のでっぱりが少ないものが多く、寝返りや耳を下に向けた際の痛みや違和感は少ないかもしれません。一方カナル型はその密着性から音質の面で勝ります。また、イヤホンが耳栓のような役割も果たしてくれます。

このようにどちらもメリット・デメリットがあります。個人的には「でっぱりの少ないカナル型」が好きです。

安価であること

寝ホンの条件としてかなり重要な部分です。寝相の悪い僕のような場合、寝返りを打ちまくって起きたらイヤホンが断線していた、というケースも珍しくありません。

また、横向き寝の際どうしてもイヤホンを圧迫してしまいダメージがかかりやすいです。気になる方は、高価なイヤホンは普段使いとして、寝ホンは寝ホンとして用意するのもいいでしょう。

寝ホン用として、壊れてもそこまで後悔しない、安めのイヤホンというのが最強の寝ホンの条件だと思います。安価の基準は人それぞれだと思いますが、ここでは大体3,000円以下を目安にしています(価格は日々変動しているのであくまで目安です)。

音質が派手過ぎない

よくある低音重視のロックに適したイヤホンや、過剰に色付けした音質のイヤホンは向きません。通常の音楽鑑賞の場合これらの条件は長所ですが、寝る前なので優しい音質のほうがいい気がします。

寝る前なので音楽ではなくラジオなど人の声をメインに聞く場合もあると思います。そういった場合やはりマイルドな音質のほうが向いていると思います。

ハウジングが小さい

ハウジング(イヤホンの外側を覆っている部分)が大きいと、寝返りをうったり耳を下にしたときに痛いです。また、イヤホン自体を圧迫してしまい故障の確率も上がります。なるべくハウジングが小さく平らで、耳から出っ張る部分が少ないものを選びます。

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寝ホンに適したイヤホンのご紹介

実際に色々試してみました。いくつかご紹介します。

サンコー SILICN53

かなり特殊なイヤホンです。売り文句に「寝ながら使える」とあったので興味を引かれ購入してみました。柔らか目の材質と小さめのイヤーピースで寝返りも全く気になりません。

音質については、ちょっと微妙です。寝ながら使える快適性に技術を全振りしたのか、ほとんど音に元気がありません。音楽を聴くには流石に寝る前と言えど向いてない気がするので、動画コンテンツやラジオ専用として使うならいいかなという印象です。

柔らかい装着感は唯一無二だし、サイズ感もストレス無し。何よりメーカー側が寝ながら使うの専用かってくらいその用途で推してきてるので、音質よりもとにかく付け心地、という方には実は一番おすすめです。

PHILIPS SHE4205

この平べったい形状からして横向き寝のために作られたイヤホンと言っても過言ではない気がする製品。思った通り枕やクッションなど軟らかいものの上ならこれを付けた状態で頭の力がかかっても耳が痛くなりませんでした。

そして重量自体がだいぶ軽めなので付けている感覚もあまり気にならず、この点も寝るとき向きかと。

カナル型が苦手という方には特におすすめします。音質はやはりカナル型に比べるとちょっとスカスカ感がありますが及第点。一応低音に気を使ってるみたいで迫力とはいかないまでも最低限の芯はあります。

Senzer S20

通常のカナル型とは違い耳道に入るユニークなデザインが特徴的で、通常のイヤホンよりすっぽりと耳に収まるところが寝ホン向き。そしてとにかく小型で軽量なことも相まって寝るときの耳への負担が軽減されています。なかなか寝付けず、何度も寝返りを打つときでも気になりにくい。

音質はクリアさが売り。ギターのキラキラ感、ボーカルの優しめの艶が眠りへと誘ってくれます。以前、これの前身の「S10」という製品があったのですが、その頃より作りがしっかりしてしまったせいか、音の聴こえはよくなったが寝ホンとしてのユーザビリティーを少々犠牲にしてしまった印象。

とはいえ平均的なのイヤホンよりはだいぶ小型で取り回しやすいです。普段使い~寝ホンの兼用としてもアリ。小型とはいえ耳にはちゃんとフィットしてくれて、その分はっきりくっきりと聴こえます。

Senzer S10の代替として FSC 寝ながらイヤホン

上記のSenzer S20の紹介でも触れた、S20の一つ前の製品「Senzer S10」。これ、寝ホンとしては「耳が痛くならない」という点でかなりよかったのに、S20の登場により今では姿を消してしまいました。

その代替として、というかほぼデザインは同じなイヤホンがこのFSCのイヤホンです。耳から出る部分が途中でカットしたかのようにかなり短いです。

カナル型なので耳への密着感、しっかりした音質も保ちつつ、でっぱりが無いので圧がかかっても痛くないというバランスの取れたデザインは秀逸。S10が消えちゃったので代替、後継品として挙げておきます。

音質面を重視したいならS20、更に装着感を重視したいならS10デザインのこのイヤホン、という感じです。

パナソニック RP-HJF3

かなり小型のイヤホン。先ほどのSenzer Sシリーズのように「寝ホン」をうたっているわけではありませんが、こちらも横向き寝派には嬉しい形状をしていて耳に負荷がかかりません。なんともかわいい商品名で女性がターゲットかな?と思いましたが男性ももちろんいけます。

パナソニック カナル型イヤホン スイーツジュエル ライトピンク RP-HJF3-PA
メーカーの商品説明画像を見て頂くと分かるように楕円の形状や耳へのフィットを考慮して開発されたであろう構造が寝るとき用としてプラスに働きます。

小さすぎて耳から落ちるという意見も見受けられますが、一応大きめのイヤーピースも付属しそちらに変更することもできるので調整はできます。

音質は、このフィット感重視の形状もあってか迫力はそこまでです。でも寝る前なのでがっつりロックとかじゃなくてBGM系なら普通に楽しめるレベルです。値段も考慮するとけっこうがんばってると思います。

JVC HA-FX14

装着部の側面が平べったいタイプでもっといいのないかなーと探していたら見つけたのがこちら。JVCの比較的新しめの製品です。

イヤーピースがSより更に小さいXSが付いてくることから、耳の小さい人をターゲットにしていることが分かります。イコール耳への負担が少ない、つまり寝ホン向き、ということでピンときました。

これは形状的にも横向きOKなのは嬉しいですが、更に音質もけっこうバカにできないのがいい意味で裏切られた点でした。カナル型らしくしっかり聴き取ることができます。それになんといってもかなりお安め。この値段にしてはクリアな方です。カナルが嫌いな人にもこのコンパクトさ、フィット感は試してほしいです。

AKG Y23U

超軽量、超小型をうたっているイヤホン。世界最小クラスのドライバーを採用しているそうで、確かに小さいです。こちらもイヤーピースがXSまでついていて、耳が小さい人にも合うことをアピールしています。

音質という面では、低価格で手に入る小型イヤホンという縛りの中なら高いレベルにあると思います。小型でもそこは流石AKGブランド。

特に中音域がクリアなことから、ボーカル主体の音楽に向いていると思いました。あとラジオも聴き取りやすいかも。高音がちょっと弱いので、ドラムのシンバルの抜け感とかが微妙かも知れません。でも寝る前にそんなシャンシャン叩きまくる激しい音楽は聴かないので、まあいいでしょう(笑)。寝ホンにしやすい形状と、(この価格という前提で)音質が整っているので、最近はこれで寝てることが多いです。

ちなみに色によって値段が違うので注意です。

SONY MDR-EX255

低中高の音域のバランスが3,000円以下のイヤホンにしてはしっくりくる感じだったのでお気に入りです。これの前作にあたるEX250がお気に入りだったので後継であるこちらも試してみました。ドンシャリとは言い切れない絶妙なブースト加減、でもボーカルも聴きやすい。音楽でもラジオでも動画流しっぱでも、オールマイティに対応できます。

ハウジングのでっぱりがこのラインナップではあるほうで装着感では一歩劣り、寝ホン専用としては他の候補が良いかも知れませんが、普段使いと兼用ならこれ一つで取り回すのもおすすめです。

SONY MDR-EX155

上記のMDR-EX255の一つ下のランクという位置づけの製品です。ハウジングが小さく、おそらくフィット感だけで言えばこちらの方が寝ホンには適しているかと思います。迫力がないという人もいるでしょうが、よく言えば落ち着いた音質。フラットですが低音がしっかりしているので物足りないということはないです。普段使いと寝ホンを分けている方の場合、寝ホン専用としてこちらを用意するやり方もおすすめです。

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BOSE SLEEPBUDS

こちらは番外編的位置づけです。値段も最初に言った3,000円以下からはずれていますが、記事のテーマ的にご紹介しておきます。睡眠のためにBOSEが開発した製品で、いびきや騒音などのノイズを軽減する工夫が施された癒しのサウンドが流れたり、アラームが付いていたりなどまさに快適な眠りのための機能が満載。ですが、どうも普通のイヤホンとは違うみたいです。値段もけっこうなアレですが寝ホンマニアとしてはチェックせずにいられなかったので詳しく調べてみました。気になる方は以下の記事にて。

快適な睡眠をサポートする BOSE SLEEPBUDSとは
寝るときに使うイヤホン(寝ホン)にはうるさい僕。そんな僕にとって気になる製品がBOSEからリリースされました。その名もSLEEPBUDS。完全に睡眠時に使うためのものとして開発されたらしく、気になる機能が満載です。早速チェックしてみました。...

Bluetooth・ワイヤレスの寝ホン

寝るときケーブルが絡まりそうだし、Bluetoothとかワイヤレスの方がいいんじゃないの?と思う方もおられるかも知れません。でも完全ワイヤレスとかBluetoothだと仕様上なのかどうしてもハウジングがゴツくなりがちで、寝返りとか横向き時に邪魔なものが多いです。

あとは「充電が必要」という問題もあったり…。ということで今のところ数は少ないですが、一応寝るとき用として耐えられそうな製品をいくつか。

JBL TUNE205BT

耳への装着部が小型なBluetoothイヤホンとして貴重な一品。「耳が痛くなりにくい」、「耳の小さい方でもフィット」という寝ホン民が反応しそうなワードをメーカーも使っていることもあり、ブルートゥースの中でもかなり上位に入るフィット感です。

オープン型なのでカナル派の方はそこがマイナスかも知れませんが、気にしない、むしろオープン派、という方にはアリではないかと思います。充電ケースとセットでそれなりにお値段しちゃいますが…。とにかくブルートゥースにしてはあまりないフィット感なので今のところ競争相手がいないポジションです。

MAXROCK 寝ホン ブルートゥース

やたら「寝ホン」という文言付きでイヤホンを出しているMAXROCKというメーカーが作ったシリコン製ブルートゥース。装着感は上の方でご紹介したサンコー製のものに似ています。そして音質もやはりそれなり。シリコン製の宿命として、どうしても”音質を犠牲にしてでも装着感重視”という傾向になってしまいます。

ただここの製品はAmazonの紹介文とかの日本語がおかしくて、怪しさを感じてしまいました。注文するのに少し勇気がいりますが、一応買えば商品はちゃんと届きます。でも商品画像とちょっとイヤホンのデザインが違うとか、そんな問題もあり人にすすめられるかというと微妙かも知れません。

しかし「シリコン製の寝ホン向けブルートゥース」はこれだけなので、上記の微妙な点も踏まえたうえで、気になる方は試してみるのもいいかも。

そもそも寝ホンはよくない?

ここまで色んな寝ホンをおすすめしてきましたが、前提として、そりゃ音楽やラジオを聴きながら寝オチするのは睡眠の質が良いとは言えないでしょうし、耳になにかを入れっぱなしで寝るのもあまり健康に良くないでしょう。ただ、寝ホン民は大体そんなことは分かっているのです。もう何かを聴きながら、イヤホンを耳に入れながら寝るのに慣れ過ぎて、こうして寝ないと落ち着かないというか…。

一応寝オチする寸前に意識があるときは、イヤホンを外して眠りに落ちたり、本当に疲れている時は普通に眠るように心がけています。皆さんもやりすぎないように気をつけながら僕と一緒に寝ホンライフを楽しみましょう。

まとめ

一口に「最強の寝ホン」と言っても、その「最強」な部分が音質だったり、装着感、デザイン、値段など各イヤホンに特徴があります。全てがパーフェクトという夢のような一品は流石にありませんが、この中のどれか一つくらいは合うイヤホンがあると思うので、よかったらあなたの安眠のお供に試してみてください。

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