本当に寝ホンに適したイヤホンを求めて おすすめを紹介


寝るときにするイヤホン、通称「寝ホン」。何を選ぶかで割と睡眠の質が変わってきます。僕の独断と偏見で、睡眠に適したイヤホンを探してみました。

2018年9月:BOSE SLEEPBUDSについての情報をはじめ、いくつか新しい製品を追加。全体的に更新しました。
スポンサーリンク

寝ホンに適したイヤホンの条件

カナル型

これは完全にそれぞれの趣味の問題です。僕はカナル型を推します。インナーイヤー型のほうが寝返りや耳を下に向けた際に違和感は少ないかもしれませんが、僕はカナル型の方がイヤホンが耳栓の役割も果たしてくれて、外音もシャットアウトできて落ち着いて眠れる気がするのです。

あと、これは一人の部屋で寝ていれば関係ないですが、インナーイヤー型はその仕様から音漏れがします。同じ空間に人がいるシチュエーション(入院中、夫婦で寝ている、寮の相部屋)などの場合は気を使います。

ということでこの記事でご紹介する寝ホンはカナル型メインです。

安価であること

寝ホンの条件としてかなり重要な部分です。寝相の悪い僕のような場合、寝返りを打ちまくって起きたらイヤホンが断線していた、というケースも珍しくありません。

また、横向き寝の際どうしてもイヤホンを圧迫してしまうので、ダメージがかかりやすいです。高級なイヤホンは普段使いとして、寝ホンは寝ホンとして用意するのがベターかと思います。

寝ホン用として、壊れてもそこまで後悔しない、安めのイヤホンを選ぶのが寝ホンの鉄則です。安価の基準は人それぞれだと思いますが、ここでは大体3,000円以下を目安にしています(一部若干オーバーしてます。2018年9月時点の値段)。

音質が派手過ぎない

よくある低音重視のロックに適したイヤホンや、過剰に色付けした音質のイヤホンは向きません。通常の音楽鑑賞の場合これらの条件は長所ですが、寝る前なので優しい音質のほうがいい気がします。

寝る前なので音楽ではなくラジオなど人の声をメインに聞く場合もあると思います。そういった場合やはりマイルドな音質のほうが向いていると思います。

ハウジングが小さい

ハウジング(イヤホンの外側を覆っている部分)が大きいと、寝返りをうったり耳を下にしたときに痛いです。また、イヤホン自体を圧迫してしまい故障の確率も上がります。なるべくハウジングが小さく平らで、耳から出っ張る部分が少ないものを選びます。

スポンサーリンク

寝ホンに適したイヤホンのご紹介

実際に色々試してみました。いくつかご紹介します。

Philips SHE3590

ハウジングが平らな形状なので寝返りを打っても違和感があまりありません。音質はクリアな高音が特徴だと感じました。低音は落ち着いているので、寝る前に適した優しめのサウンドです。

一方注意点としては、コードがけっこう貧弱です。断線したという話もけっこう聞きます。僕はまだ大丈夫ですが、若干ケーブルの付け根が怪しくなってる気が…。大切に使ってるつもりだけど、寝てるときの自分の動きにまで責任持てません。寝相が悪い自覚がある方は気を付けましょう。

サンコー SILICN53

かなり特殊なイヤホンです。売り文句に「寝ながら使える」とあったので興味を引かれ購入してみました。柔らか目の材質と小さめのイヤーピースで寝返りも全く気になりません。

音質については、ちょっと微妙です。寝ながら使える快適性に技術を全振りしたのか、ほとんど音に元気がありません。音楽を聴くには流石に寝る前と言えど向いてない気がするので、動画コンテンツやラジオ専用として使うならいいかなという印象です。

柔らかい装着感は唯一無二だし、サイズ感もストレス無し。何よりメーカー側が寝ながら使うの専用かってくらいその用途で推してきてるので、音質よりも付け心地、という方には実は一番おすすめです。

Senzer S20

通常のカナル型とは違い耳道に入るユニークなデザインが特徴的で、通常のイヤホンよりすっぽりと耳に収まるところが寝ホン向き。そしてとにかく小型で軽量なことも相まって寝るときの耳への負担が軽減されています。なかなか寝付けず、何度も寝返りを打つときでも気になりにくい。

音質はクリアさが売り。ギターのキラキラ感、ボーカルの優しめの艶が眠りへと誘ってくれます。以前、これの前身の「S10」という製品があったのですが、その頃より作りがしっかりしてしまったせいか、音の聴こえはよくなったが寝ホンとしてのユーザビリティーを少々犠牲にしてしまった印象。

とはいえ平均的なのイヤホンよりはだいぶ小型で取り回しやすいです。普段使い~寝ホンの兼用としてもアリ。小型とはいえ耳にはちゃんとフィットしてくれて、その分はっきりくっきりと聴こえます。

このSenzer Sシリーズは商品紹介の欄に「寝ホン」の文言があることから、メーカー側もその用途での使用をプッシュしているみたい。

パナソニック RP-HJF3

かなり小型のイヤホン。先ほどのSenzer Sシリーズのように「寝ホン」をうたっているわけではありませんが、こちらも横向き寝派には嬉しい形状をしていて耳に負荷がかかりません。なんともかわいい商品名で女性がターゲットかな?と思いましたが男性ももちろんいけます。

パナソニック カナル型イヤホン スイーツジュエル ライトピンク RP-HJF3-PA
メーカーの商品説明画像を見て頂くと分かるように楕円の形状や耳へのフィットを考慮して開発されたであろう構造が寝るとき用としてプラスに働きます。

小さすぎて耳から落ちるという意見も見受けられますが、一応大きめのイヤーピースも付属しそちらに変更することもできるので調整はできます。

音質は、このフィット感重視の形状もあってか迫力はそこまでです。でも寝る前なのでがっつりロックとかじゃなくてBGM系なら普通に楽しめるレベルです。値段も考慮するとけっこうがんばってると思います。

各所で「寝るときに使っている」というレビューもちらほらあって、やっぱり寝ホン向きなんでしょうね。

maxell HP-NZ16

寝ホンにするしかないでしょってくらい特殊な形状のイヤホン。むしろ普通に動きながら使おうとするとずり落ちそうな感じでこれ寝ホン以外で使う人いるんかとちょっと心配になります。

寝るとき専用としては素晴らしいです。ただ最初にカナル型くくりと書きましたがこれはちょっとつけ心地が違います。密閉型ではありますが、遮音性に少し難アリ。例えば周りがうるさい環境で耳栓替わりに着けて寝たい…という用途には向きません。

普通に静かな部屋で使うなら問題ないです。しっかり音楽を聴きたいならちょっとパンチが足りないと感じるかも。YouTube動画やラジオ、ドラマCDなどを聴いて寝たい方にはいいと思います。

SONY MDR-EX255

個人的に低中高の音域のバランスが3,000円以下のイヤホンとして一番しっくりくる感じだったのでお気に入りです。これの前作にあたるEX250がお気に入りだったので後継であるこちらも試してみました。ドンシャリとは言い切れない絶妙なブースト加減、でもボーカルも聴きやすい。音楽でもラジオでも動画流しっぱでも、オールマイティに対応できます。

ハウジングのでっぱりがこのラインナップではあるほうで装着感では一歩劣り、寝ホン専用としては他の候補が良いかも知れませんが、普段使いと兼用ならこれ一つで取り回すのもおすすめです。

ちなみにリモコン付きとなしが選べるので、手元で操作したいか、ケーブルはシンプルがいいかなどを考えて選択するといいでしょう。

SONY MDR-EX155

上記のMDR-EX255の一つ下のランクという位置づけの製品です。ハウジングが小さく、おそらくフィット感だけで言えばこちらの方が寝ホンには適しているかと思います。迫力がないという人もいるでしょうが、よく言えば落ち着いた音質。フラットですが低音がしっかりしているので物足りないということはないです。普段使いと寝ホンを分けている方の場合、寝ホン専用としてこちらを用意するやり方もおすすめです。

ELECOM EHP-CA3531

実は安価でいい音がする隠れた名作があるELECOMのイヤホン。シリコン製フィッティングカバーのおかげで横向きでも耳が痛くなく、FittoneというELECOM独自のシリーズです。このカバーが賛否両論で、普通に使うには邪魔だと感じる人もいるみたい。個人的に寝ホンにもってこいのデザインだと思うのですが。音質は味付け濃い系ではなくクリア系なのも寝ホン的に合格。若干ソフトに感じる気がするのはこのデザインも音質に関係しているのかも。

スポンサーリンク

BOSE SLEEPBUDS

こちらは番外編的位置づけです。値段も最初に言った3,000円以下からはずれていますが、記事のテーマ的にご紹介しておきます。睡眠のためにBOSEが開発した製品で、いびきや騒音などのノイズを軽減する工夫が施された癒しのサウンドが流れたり、アラームが付いていたりなどまさに快適な眠りのための機能が満載。ですが、どうも普通のイヤホンとは違うみたいです。値段もけっこうなアレですが寝ホンマニアとしてはチェックせずにいられなかったので詳しく調べてみました。気になる方は以下の記事にて。

快適な睡眠をサポートする BOSE SLEEPBUDSとは
寝るときに使うイヤホン(寝ホン)にはうるさい僕。そんな僕にとって気になる製品がBOSEからリリースされました。その名もSLEEPBUDS。完全に睡眠時に使うためのものとして開発されたらしく、気になる機能が満載です。早速チェックしてみました。...

生産終了してしまった名機たち

更に番外編。ここでは、以前メインで取り上げていた寝ホンの中で、生産終了による在庫切れや、価格高騰してしまった製品など事情があり今では手に入りにくくなってしまった名機たちをアーカイブとしてご紹介しています。

どれも現行のものよりひょっとしたら優れている部分もあるのでもしネットや店頭で見かけることがあればレアものとして試してみる価値はあるかも。

Senzer S10

メインで魚紹介しているSenzer S20の1世代前の製品、S10。S20よりも耳から出る部分が短いデザインなってるんですが、おかげで横向き寝重視ならこっちのほうが負荷が少なくていいかも知れません。ただ、そのせいで耳の形状によっては動いた拍子にポロっと落ちてしまうことも。

S20で耳が痛いと感じた人、人に比べて耳が小さいという人はS10がおすすめ。「快適性」「装着感」を重視するなら、この進化前のS10も視野に入れてみてください。

「音質」自体には正直違いはあまりないのですが、S20の方が耳にフィットする分しっかり聴き取ることができます。もちろん耳の形は人それぞれなのでつけて試すしかありませんが、新旧どっちも特徴があるのでデザインなどを見て合いそうな方を選んでみてください。

2018年現在各販売サイトから姿を消しつつあります。これが一時的な在庫切れなのか、S20のリリースにより生産終了なのかは分かりません。再入荷の可能性もあるかも知れないので狙っている方はチェックしてみるといいかも。

maxell HP-CN14

形状が寝ホンのために作られたのでは?と思ってしまうくらい耳にフィットします。平らな形で耳からはみ出る部分が少ないので、片耳を下にしても負担が少ないです。一方コードが細くやや頼りない感じで、クセがつきやすいです。音質は心地よいフラット感。変な味付けもなく、音楽、ラジオなど安心して子守唄にできます。総合的に寝ホンとしてかなりいい感じです。コードの頼りなさだけがちょっと気になる程度。

2018年現在ほとんど在庫を見かけることがなくなり、あっても当初の値段よりだいぶ高騰しているようです。ある意味プレミア?

Bluetoothやワイヤレスをおすすめしない理由

寝るときケーブルが絡まりそうだし、Bluetoothとかワイヤレスの方がいいんじゃないの?と思う方もおられるかも知れません。でもBluetoothの独特な首もとで繋がったケーブルって、実はけっこう寝転がると邪魔なんですよね。実際つけて寝てみると分かりますが、首の後ろで繋がってるタイプとかケーブルが太いのが多いし、圧迫されて痛くなったり痒くなったりします。普通のケーブル形状のスタンダードなタイプの方が僕は気になりにくく寝やすいです。

あと完全ワイヤレスとかBluetoothだと仕様上なのかどうしてもハウジングがゴツくなりがちで、とても寝返りとか横向き寝ができないものが多いです。最近は技術の向上もありその辺がよりコンパクトなのも出てきましたが、そういうのはやっぱ値段が高め。寝返りで壊したらもったいないし、一応今回3,000円以下というくくりなので除外しています(上記のSLEEPBUDSは番外編)。

そもそもこういったワイヤレス系イヤホンは、スポーツ時などアクティブなシーンを想定して開発されたものが多く、ある意味寝ホンとは真逆の製品といえます。もちろん僕もそういうシーンでは愛用してます。寝るときには向かないというだけで。

スポーツに通勤に ストレスフリーな完全ワイヤレスイヤホン
イヤホンの中でも進化の著しいジャンル、ワイヤレス。特に最近ではケーブルを完全に排除した左右分離型Bluetoothイヤホン、TWS(True Wireless Stereo)イヤホンが話題になっています。音質や使い心地はどうなのか、...

そもそも寝ホンはよくない?

ここまで色んな寝ホンをおすすめしてきましたが、前提として、そりゃ音楽やラジオを聴きながら寝オチするのは睡眠の質が良いとは言えないでしょうし、耳になにかを入れっぱなしで寝るのもあまり健康に良くないでしょう。ただ、寝ホン民は大体そんなことは分かっているのです。もう何かを聴きながら、イヤホンを耳に入れながら寝るのに慣れ過ぎて、こうして寝ないと落ち着かないというか…。

一応寝オチする寸前に意識があるときは、イヤホンを外して眠りに落ちたり、本当に疲れている時は普通に眠るように心がけています。皆さんもやりすぎないように気をつけながら僕と一緒に寝ホンライフを楽しみましょう。

まとめ

実際に購入して付けながら寝たことのある製品だけをご紹介してみました。人によってはしっくり来ない可能性があるし、そもそもインナーイヤー派の人もいるかと思いますが、あくまで僕の趣味なのでご了承下さい。ただカナル型派の方なら、この中のどれか一つくらいは合うイヤホンがあると思います。よかったらあなたの安眠のお供に試してみてください。

コメント