元祖モデリングディレイ LINE6 DL4

リリースされてからかなり年数が経っていますが、未だに根強い人気があるLINE6 DL4です。一時期は対バンのギタリストの誰かが必ず使っていると言っていいくらい見ない日は無いほどの人気でした。もちろん今でもよく見かけます。

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ストンプボックス・モデラー

Line 6 DL4 Delay Modeler Demo

LINE6からリリースされているこの○○4というシリーズは他にも、歪みモデルのDM4、モジュレーションのMM4、フィルターのFM4、ルーパー特化のJM4などがありました。現在では、JM4とこのDL4以外は生産が終了しています。それぞれ素晴らしいペダルでしたが、中でもこのディレイモデラーのDL4が一番使い勝手が良く、人気もあった製品でしょう。また、今ではこれらのモデラーシリーズを一つにまとめた夢のようなペダルボード、Mシリーズが出ていますので、そちらを使っているギタリストの方も多いです。

往年の名機をモデリング

EP-1やDeluxe Memory Manなど、名機と呼ばれるディレイが複数モデリングされており、各エフェクトそれぞれに違った特徴があります。5つのツマミで視覚的に素早くコントロールできるので、音作りも容易です。僕がよく使うのは、「ANALOG ECHO w/MOD」、「SWEEP ECHO」、「RHYTHMIC DELAY」などです。RHYTHMIC DELAYは、付点ディレイなどがやりたいときにすぐに任意の音価に設定できるので、タップテンポと合わせてとても便利に使えています。

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便利なルーパー機能

この機能だけでも一つの独立したペダルとしての価値があります。最大13秒程度の長さで録音ができ、そこに音を重ねてループを作っていきます。自宅で遊ぶだけでも、作曲やフレーズ作りのヒントになります。録音したループの再生/停止もスイッチでコントロールできます。また、リバースさせたり、スピードを半分に落としたりということも可能。始めから半分に落とした状態で録音し、それを解除することで倍速にできたりもします。これを曲中にうまく取り入れて、トリッキーなフレーズを実現しているバンドもいます。

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DL4を効果的に使っているギタリスト

大村達身(ex-くるり)

くるり – HOW TO GO

DL4を使って録音されたギターフレーズが出てくる有名な楽曲はおそらくたくさんあります。その中でも個人的に好きなのが、くるりの「ばらの花」と、「HOW TO GO」という2曲です。これらの間奏やギターソロで出てくる幻想的で不思議な音は、このDL4のリバース機能を使っているそうです。しかも、当時のリードギター達身さんは、ライブではこのフレーズをリアルタイムで弾いています。「くるくる節」というDVDでは、ご本人がリアルタイムでリバースディレイを操るコツを少し解説しています。曰く、タップテンポで曲のテンポを設定しておいて、曲中で1拍前に弾くとアタマに出る。だそうです。慣れれば大丈夫ともおっしゃっていますが、慣れるのがけっこう大変です。

Dave Knudson(Minus the Bear)

Minus The Bear "Knights" (LIVE)

他に衝撃的だったのが、シアトルのMinus the BearというバンドのDave Knudsonです。この方ほどDL4を大胆に取り入れているギタリストはいないでしょう。同時に何台も使用し、ルーパーのリバースや倍速機能を駆使し、再生、停止スイッチを踏み分けることで独特のフレーズを作り出しています。僕が見たライブの中で最大では6台くらいDL4をボードに組み込んでいたと記憶しています。曲によってはほとんどギターを弾かず、延々とDL4のスイッチを押し続けているときもあります。複数台のDL4でハーモニーを作り出すというアイディアと、それをライブでやるときの見た目のインパクトもあり、とても記憶に残っています。

まとめ

僕がちょうど憧れた世代の好きなバンドのギタリストが多く使っていることもあり、非常に愛着のあるペダルです。機能的にもこれ1台で様々なことができるので1台あると便利です。3つまでプログラムが可能ですが、僕はショートディレイ、ソロ用のディレイ、飛び道具系ディレイ、とそれぞれセッティングしています。

今でもオークションなどでは状態の良いものがそれなりの値段で取引されていることからも、まだまだギタリストに愛され続けているペダルだということが分かります。

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