マルチエフェクター・アンプシミュレーターの代表格であるLINE6のPODシリーズ。既に最新機種であるPOD HDがリリースされてからかなりの年月が経っていますが、今回はあえてその一つ前の機種、POD X3について語ろうと思います。
この製品の特徴
アンプモデルの種類が豊富
数を把握することに時間がかかってしまうほどアンプモデルがたくさん用意されています。ギターアンプだけでも最新機種のHDより多いです。さらにベース用アンプ、ボーカル用まで用意されていて、これ1台で様々な楽器に対応することができます。
徹底的に音を作りこめる
これがPODシリーズの売りですが、本当に全部の機能を使えるのか?ってくらい色々できます。各エフェクトのかかり具合は細かく調整可能だし、実機では弄ることの出来ない部分まで弄れるようになってます。例えば実際はTREBLEとBASSしか調整できないアンプが、MIDDLEも調整できるようになっていたり、PRESENCEまでついてたりします。音作りの幅が広すぎて、音を決めるだけでその日の練習が終わってしまったこともあります。
デスクトップ型でDTMに最適
POD X3には、この豆みたいな見た目のデスクトップタイプと、フロアタイプのX3 LIVEという2種類があります。前者は机に置いてDTMで作曲、録音時に手で操作しやすく、後者はスタジオやライブ時に足でリアルタイムに操作できます。
僕はスタジオやライブでこれを使う予定は無かったし、元々DTM用に欲しかったので迷わずデスクトップ型を選びました。出力も豊富で、デジタルアウトからオーディオインターフェースに繋いで使うことができるのは嬉しいです。たくさんあるツマミはそれぞれのパラメーターに対応していて、直感的に操作できるので慣れると素早い音作りができます。
ちなみに、デスクトップとフロアの2種類用意されているのは最新機種のHDでも同じだったんですが、今は生産が中止され、現行はフロアタイプのHD 500Xのみになっているようです。
よく使う音色
僕がよく使うのはVOXのAC30モデルや、マッチレスのモデルです。マーシャル系などは割とどのアンシミュでも再現度が高いのですが、こういうVOX系アンプを上手に再現してるアンシミュってあんまり無い印象です。この機種は上手くあの感じを再現していて、マッチレスでジャキっとした音を作ってコードをかき鳴らすと気持ち良いです。ちょっと音がこもってる気がしたら、PRESENCEを上げて調整できるし。
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